こんにちは。
東住(とうずみ)です。
今回は学校や職場などの社会での人間関係で悩んでいる方向けに
「人間関係のメカニズム」と「よりよい人間関係を構築していく秘訣」についてシェアしたいと思います。
人の好き嫌いはなぜできるのか?
そもそも人の好き嫌いはなぜでき、なぜ人間関係に悩むのでしょうか。
人間関係に悩む根本の理由は、他人に対して好き・嫌い(良い・悪い)の感情があるからに他なりません。
好きという価値観
嫌いという価値観
どちらもなければ、「喜怒哀楽」といった感情も動くことがなく、人間関係で悩むことなんてないでしょう。
しかし、私たちはロボットでもないので、感情が全く動かないなんてことはあり得ません。
「三つ子の魂百まで」といったことわざもあるように、
人の脳の80%は3歳くらいまでに作られ、6歳くらいまでに受けた教育や影響により人格のベースが作られると言われています。
なので、6歳くらいまでにある程度の善悪や好き嫌いの価値観が出来上がります。
自分が良いと思っている発言や行動をする人=好き
自分が悪いと思っている発言や行動をする人=嫌い
となる訳です。
当たり前ですが幼少期にどんな影響を受けるかによって、同じ人に対しても
「あの人好き」
「あの人嫌い」
と判断が分かれる訳です。
なので、その人の行動特性で好き・嫌いを判断しています。
人間関係のメカニズム
幼少期に基本的な人格が形成され、父や母、祖父母などとの関わり方も決まっています。
・父と母どちらもコミュニケーションが良好
・父とのコミュニケーションのほうが良好
・母とのミュニケーションのほうが良好
いろんなパターンがあるかと思いますが、
社会での人間関係は家族との関係の延長である(家族は社会での人間関係の縮図)と言われています。
ここからはちょっと不思議な話になりますが、
父との関係性=自分の経済面に影響する
母との関係性=コミュニケーションに影響する
と言われています。
もう少しく詳しく説明すると、
・父親との関係性は社会に出た後の目上の父性が強い人との人間関係を投影します
・母親との関係性は母性が強い方との人間関係を投影します
・兄弟や姉妹との関係性は身近な先輩や後輩との関係性をと投影します
これを聞いてどう思いますか?
今の職場や関わるコミュニティでこれをイメージして考えてた時に、かなりしっくりきました。
家族との人間関係が良好な方は、社会に出てからの人間関係でまず困ることはありません。
しかし、
父との仲が悪い人=目上の方や上司との関係性構築が苦手
母との仲が悪い人=世話役の人との関係性構築やそもそも人とのコミュニケーションが苦手
などと影響がでてきます。
よりよい人間関係を構築していく秘訣(ワーク)
それでは、人間関係をよりよくしていくために効果的なワークをご紹介します。
step
1身の回りにいる好きな人を3名、嫌いな人を3名思い出し、紙に書きましょう
step
2それぞれ好きだと思う要素、嫌いだと思う要素を3つづつ程度書いてみてください
step
3自分の家族に対して、それぞれ好きだと思う要素、嫌いだと思う要素を3つづつ書いてみてください
〜 ひとまずここまで 〜
ここでどういうことがわかるかというと、
身の回りにいる人の好き嫌いは、本質的にいうと
○○という行動特性が好き = 良いと思っている
✖︎✖︎という行動特性が嫌い = ダメだと思っている
ことになります。
そして面白いのが、
身の回りにいる人の好きな人要素と嫌いな要素と家族の好きな要素と嫌いな要素が大抵同じということです。
要は家族(もっとも影響を受けた人)の好きな要素、嫌いな要素をそれ以外の人間関係に投影しているんです。
なので、家族との人間関係がクリアになる=家族の好きなところ、嫌いなところもどちらも受け入れることができると不思議と人間関係がクリアになります。
step
4家族の良い面の裏にあるデメリット、悪い面のメリットをひたすら書き出す
例えば
お母さんの世話焼きで優しいところが好き
お父さんの短気ですぐ怒鳴るところが嫌い
だったとします。
お母さんが世話焼きで優しかったことによるデメリットはなんでしょうか?
(例)すぐに人に甘えるような性格になってしまった
(例)自分よりも他人を優先するような性格になった
お父さんが短気ですぐ怒鳴ることによって得たメリットはなんでしょうか?
(例)反面教師として自分は常に穏やかでいられるようになった
(例)誰にでも怒られるまえにきちんと行動できる人になた
このように、
良い面だと思っている要素に対してのデメリット
悪い面だと思っている要素に対してのメリット
を可能な限り書き出していきます。
(※この作業が肝で、慣れていない人はかなり大変です。しかし、頑張ってやるとその効果は絶大です)
すると、
良い面の裏にあるデメリット
悪い面の裏にあるメリット
どちらもみれるようになり、感情が極端にプラスに偏ったり、極端にマイナスに偏ることがだんだんなくなっていきます。
感情が偏らなるなる=人にもイライラすることが少なくなる=人間関係もクリア
といった感じです。
まとめ
家族との関係が良くなると、確実に今付き合っている人たちとの関係性も変わってきます。
ポジティブに偏った見方
ネガティブに偏った見方
両方消していくことによって、バランスのとれた人になります。
ポジティブだけはありえません。
ネガティブだけもありえません。
必ず50:50になっています。これを受け入れることが大切です。
今回紹介したワークを繰り返し行うことにより、人へのジャッジが少なくなり、ジャッジが少なくなった分どんな人ともスムーズに人間関係を築くことができます。
どなたかの参考になれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
東住(とうずみ)