ディマティーニ・メソッド

【ディマティーニ・メソッド実践講義】列1と列8のポイント

こんにちは。

東住(とうずみ)です。

 

今日はディマティーニ・メソッドの列1と列8のポイントについて解説していきます。

やる気研究所公式サイトからの問い合わせで、無料でもらうことができます。

列1と列8の行動特性出しは、それぞれの列の中でももっとも重要な列です。

 

それは、

列2、列9以降のワークは、列1と列8で明らかにした行動特性に対して行うので、

列1と列8の行動特性出しがしっかりできていないとワークを最後まで完了することが難しいのです。

 

では、さっそく解説しています。

 

 

列1と列8の目的とポイント

列1の目的:「最もポジティブな感情を明らかにすること

列8の目的:「最もネガティブな感情を明らかにすること

列1では、ワークをやる対象の人物(自分自身でも可)に対して、憧れたり、賞賛していたり、魅力を感じていたり、「何がプラスの感情になっている」かを明らかにします。

列8では、ワークをやる対象の人物の(自分自身でも可)に対して、嫌ったり、見下したり、怒ったり、「何がマイナスの感情になっている」かを明らかにします。

 

プラスの感情、マイナスの感情を明らかにする上で必要なのが、

「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」という観点です。

 

私たちは、人そのものに「好き」という肯定的感情や、「嫌い」という否定的感情を抱くのではありません。

その人の「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」に対して感情が動くのです。

それを明確にしています。

 

最大のポイントは「その瞬間」にいくこと

「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」を明確にする上で重要なのが、「その瞬間」にいくことです。

「その瞬間」に行くとは、

場所と時間を特定するということです。

場所と時間を特定する上で、4つの「W」の観点を意識します。

Who(誰に対して)

Where(どこで)

when(いつ)

Who(誰が見ていた)

です。

 

一つ例を挙げます。

(例)
仕事の先輩Aさんに、「仕事についての失敗を慰める」という行動特性にポジティブな感情を抱いたとします。

・誰に対して行ったことか?
→私

・それはどこで?
→会社の休憩スペース

・それはいつか?
→2020年の6月中旬、夕方16時くらい

・誰かそれを見ていた人はいるか?
→たまたま通りかかった経理のBさんが見ていた

 

このように、

4つの「W」にそって、具体的事実を細かく細かく見ていきます。

 

ここまで細かくみていく理由は、

私たちの認識は常に主観的なバイアスがかかって不完全」だからです。

 

なので主観的なバイアスではなく、客観視点による具体的事実を確認していきます。

推測は憶測はいりません。

 

「この人はいい人だ」「この人は悪い人だ」とジャッジした瞬間を明確にします。

いつだって記憶に残る瞬間には、ジャッジがあります。

逆にいうと、ジャッジがないものは記憶に残りません。

 

これが列1と列8でもっとも大事なポイントです。

 

OKな例

ディマティーニ・メソッドにおける「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」を出していくうえでOKな場合と、NGがあります。
まずはOKな例から解説していきます。

(例1)仕事についての失敗を慰める A面

(例2)人柄について口頭で褒める A面

(例3)人前で堂々と話す A面

(例4)突然約束をキャンセルする B面

(例5)足が長い A面

このように第三者がそのワードを聞いても、

本人が知覚したのと同じように具体的にイメージできるかがポイントです。

NGな例

以下は、NGな例です。なぜNGなのかとともに解説していきます。

(例1)バカにされた B面
※バカにされたと感じる行為は人それぞれです。口頭で批判されたことなのか、身体的に特徴について面白おかしく話をされたなど、具体的にしていきます。

(例2)虐待した B面
※こちらも「虐待」だけだとまだ抽象的です。「殴られた」ことを虐待と受け取る方もいれば、「放置された」ことを虐待と受け取る方もいるでしょう。

(例3)親切にしてくれた A面
※どんな行動に対して「親切」と感じたのかを具体化する必要があります。「荷物をもってくれた」「道を教えてくれた」など。

(例4)アルコール中毒 B面
※これもまだ具体的ではありません。アルコール中毒なことによって「暴力を振るう」「乱暴な言葉を使う」など、どんな行動が嫌なのかを具体化します。

(例5)熱意がある A面
※「熱意」だけだと人によって捉え方が異なります。どんな行動を見て熱意があると感じたのかを具体化します。「毎日継続すること?」「何度も交渉すること?」

あいまいなものは ✕

自分が認識したのではなく、人から聞いた話なども ✕

愛、感謝、インスピーレーションなど超越的な言葉も ✕

です。

「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」を書き出した後に、

上記のようなものになっていないか、チェックしてみてください。

 

列1と列8のワークが完了しているかのチェック

 

「NGな例」に当てはまっておらず、4つの「W」にそって書き出すことができていれば基本はOKです。

書き出したあとに、

「〇〇〇」という「行動」「しない行動」「特性(身体的特徴)」がAさんの最も賞賛する/または忌み嫌うものかという質問を自分にしてみてください。

「確信」を持って、「はい」と答えることができたなら、列1と列8は完了です。

今回は以上です。

 

また、列2、列9以降の解説も追ってしていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

東住(とうずみ)

 

 

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